できるだけ満足してもらいたくて長くやっていたのだけど、感動が薄れることがわかった

今日は友人の高さんがきてくれた。

自分の適正を知り、自己理解を深める相談を仕事として受けているプロだ。

最近は身体からのアプローチをしたくて漢方なども勉強しているらしい。

お茶して身体ゆるめて、お茶して身体ゆるめて、お茶して身体ゆるめてを5回ほど繰り返し、5時間近く一緒にいた。

5時間は誰か来てくれたらサクッと過ごす時間である。

とはいえ、今まではおしゃべりしたり、瞑想をしたり、ヴィパッサナー瞑想を知るDVDを見たりということも多く、身体をゆるめることだけにこれほど時間を費やしたのは初めてだった。

高さんは「呼吸の力でゆるめるとはどういうことか?」ということに興味が強くあったし、一つゆるめるごとにいちいち喜んでくれるので、「それなら全身ゆるゆるになる心地よさを感じて帰ってもらおう」と思ったのだ。

最初に首の後ろの筋肉を緩めた時は非常に感動したそうだ。

「首がこんなに楽なことは今までなかったし、ナッツの味を顔全体で感じるなんて経験したことがない」とのこと。

その後も身体をゆるめるたびに感動してくれた。

「胸の使えが取れて呼吸が楽になった!」

「顔の緊張が取れて笑顔になりやすい!」

徹底的に身体をほぐしてもらおうと思っていたが、4時間経っても登山に例えると5合目手前という感じだった。

「こりゃ10合目まで行くのは無理だな」と思っていると、「今日はこのくらいでやめましょう」と高さんは言った。

さすがに長く感じてきたらしい。

というのも感動が徐々に薄れていく感じがあったそうなのだ。

何度も続いていくとだんだん感動しづらくなってきて、感動疲れのような感じになるのだろう。

そのあと「2時間か3時間くらいのほうがいいかもしれない」と教えてくれた。

「最初の感動の余韻が残っているうちに初回はきれいに終わりにしていい。続きがあるとわかっていれば2回目、3回目と来てくれると思う」

とのこと。

さすがは自己理解相談を何回も何回も繰り返してきたプロの意見だと思った。

思い当たるフシがあった。

今までそれなりの数の人が来てくれたが、めちゃくちゃ感動してくれる割にリピート率が低い。

単にリピートするにはアクセスが良くないということもあるのだろうけど、もう少しリピートがあってもおかしくないのではないかと思っていた。

まだまだ先の段階があるよということが伝わっていなかったのもあると思う。

というわけで予約枠の時間を変更した。

ついでにメニューの名前も変更した。

🔸午前の呼吸 9:00 – 11:00

🔸午後の呼吸 14:00 – 17:00

来る前からたっぷり時間を取りたいと思っている人も皆無ではないだろうから、火曜日の1日コースは残しておいた。

🔸1日の呼吸 9:00 – 17:00

時間も8:30スタートだったのを9:00に変えた。

2時間半コースだったのを2時間に。

3時間半コースだったのを3時間にしてすっきりと。

もっと満足してもらいたい。もっともっとという気持ちが半分執着になっていたようだ。

執着を手放したら楽になったように感じた。

昨日の「自分の仕事をつくる会」でもらった「呼吸の家トータルコンディショニングは合わないのではないか?」というフィードバックも公式サイトに反映させた。

このパッケージは呼吸の家体験そのものなので、商品名はつけないことにした。

そもそも値段がないので商品ではないし。

「トータルコンディショニングとは?」という項目は「呼吸の家でできること」に変え、

「トータルコンディショニングを予約」というボタンは単に「予約する」に変えた。

というわけで今日は「自分の仕事をつくる会」の延長のような時間になった。

お客様から詳しいフィードバックをもらえるのは本当にありがたい。

最後に支援金もいただき、心の中でも手を合わせた。

感謝感激である。

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