9月が終わった。
先月は前半に目標を立てたら暴走しておかしなことになり、後半は落ち着きを取り戻したという1か月。
「自分の仕事をつくる会」の会場なので、いろんな人たちが来てくれたが、呼吸ほぐしを目当てに来た人は3人だけだった。
毎日来客があって忙しいのはサービス品質を保つ上でマイナスになるので避けたいが、暇すぎてもよくない。
イメージとしては毎週1〜2名の方が来てくれるくらいがいい。
そのためにこのサイトを立ち上げ、Xやインスタで呼吸の家の今を発信し、このブログで内情を語っているのだけど、全然反応がない。
「今度行きたいですー」という声は5人くらいいただいているのだけど、その後の連絡はない。
そういう日々が続いているとちょっと自信が揺らいでくる。
時間の問題だろうと思ってのんびり構えていたのに、「何か変えなきゃいけないのかな?」とか思ってしまう。
しかし考えは同じ場所をぐるぐるするだけで全然どうしたらいいかわからない。
なぜなら僕の発信を受けて周りの人がどう思っているのか全然知らないからである。
「このままでは埒があかないな」と思った僕は閃いた。
「どうしたらいいかわからないなら人に相談してみよう」
ありがたいことに呼吸の家では「自分の仕事をつくる会」が開かれている。
自分のやりたいことを仕事にしようと思っている人たちが、相談したりアイデアをもらったりできるグループだ。
すでに2回開かれていて、どういうわけか僕の周りのそうそうたるメンバーが次々と参加してくれている。
「自分の仕事どうしたらいいか困っている人たちのグループ」というより「ゴリゴリ自分の仕事をつくっている人たちのグループ」に現状なっている。
#自分の仕事をつくる会 記念すべき第一回。楽しかった〜。2時間前に終わったのにまだ脳みそがぐるぐるしている。
— 行武 亜沙美 (@OTASM9) September 7, 2023
決める→風呂敷広げて迷子になる→2人と喋って結局シンプルに戻ってくる、と、一周できたのがとても良かった。やることも決まってきたし、週末もう少し整理しよう。 pic.twitter.com/z2sTUdRTW8
自分の仕事をつくる会に参加した人たちはSlackというコミュニケーションツールを使ってつながっている。
次回参加予定の人もこのグループに入ってもらい、本番前にちょっと準備をしてもらったりする。
この中に「意見ほしいチャンネル」というのがあって、困ったらそこで相談できる。
まだ誰も相談していなかったのだけど、僕はそこに相談を投げてみることにした。
呼吸ほぐしの訪問者が月に3人くらいなのは訪問しづらい何かがあるんだろうか?という悩み。
月に4人にまずは増やしたい。
瞑想スペースという名前をやめてみたらどうだろう?とか、発信内容やテイストを変えなきゃいけないんだろうか?とか答えの分からない部分をぐるぐるしてる。
呼吸ほぐし経験者の皆さんには特に相談したいです。
現段階では知り合いしかいないので独り言っぽく書いた。
ちょっと悩んでいたからかもしれない。
すると次々と返事が返ってきた。
最初はフリーランスの翻訳家で自己理解講座やカウンセリングもしている高さんがコメントをくれた。
高さんは2週間前に呼吸ほぐしを受けに来てくれている。
おはようございます。
瞑想スペースの名前などイカさんの雰囲気や個性はそのままで良い気がします。
単純に始めたばかりなので、
あまり知られてないのが一つだと思うのと、その後、数人におすすめしましたが、
皆さん、興味はあると言いつつ、内容やシステムが分からない状態で一人で伺うまでのハードルはある感じましたので、イカさんが直接「会って→説明して→招待する」みたいなプロセスがしばらく必要かもしれません。
勇気が湧いた。
今のままじゃダメなんじゃないかと揺らぎそうになっていたけど、揺らがなくていいんだと思った。
呼吸の家がどういう場所なのか人に伝えてもよく分からなくなるのか、なるほど。
「自分で会って、説明して、招待する」
ここはどんなふうにしたらいいのか分からなかったけど、単純に人と会う量が足りないのかもと思った。
次にフィードバックをくれたのは人生の選択肢を増やすお手伝いをしている会社「ワークキャリア」の代表・行武さん。
呼吸ほぐし未経験の自分も高さんと大体同じ意見です🙌
整体や鍼など体のコンディションを整えるサービスには比較的気軽にお金を払うタイプだと思うのですが、内容・口コミ(知り合いだとより良い)・ビフォーアフターは事前に結構調べます!
断食道場で僕が働いていた時も4泊5日で来てくれた人だ。
その人柄ゆえにどんどん人脈が広がってしまう。
その結果、仕事が次から次へと舞い込む。
自分自身もアイデアが次々と湧いてしまう人だけにめちゃくちゃ多忙。
どうしても体のケアにかける時間がないのかもしれない。
とは言っても健康じゃなければ多忙な仕事はこなせない。
そのためしっかり体のケアにはお金を払ってでも気をつけているのだろう。
初めていく場所に行くかどうか決める時にクチコミと行ってみての感想をしっかり調べるとのこと。
うーむ、現状クチコミはGoogleマップに7件、あとはこのサイトのお客さまの声にXでいただいた感想を載せてあるだけである。
絶対的な量が足りないと思った。
来てくれた人に「感想書いてもらえると嬉しいです」と伝える時と伝えない時がある。
お願いすれば快く書いてくれそうな場合にはお願いするが、お願いすることが自然ではない時は無理にお願いしない。
やっぱり自然にレビューを書きたくなったら書いて欲しいと思うのだけど、もうちょっと誘導くらいしてもいいのかな?と思った。
どうしたらいいんだろうね。
3番目にフィードバックをくれたのはこれから飲食店を始めたい人のための壁打ち相談で大人気の元パティシエ・現カフェオーナーのえいくんだ。
えいくんは奥さんと一緒に何回か呼吸ほぐしに来てくれている。
頭をめちゃくちゃ使う人だけに体のコリも起きやすいのだと思う。
呼吸ほぐしのサービス自体はめっちゃ良いと思うのでリピートは狙いやすいと思いますが、最初の一歩が遠いという所感です。。
鋸山BASE「令和の駄菓子屋」時代そうだったんですが、何屋なのか分からないから入店されずらい問題あると思うんですよね…。
お客さんにとって未知(世の中にない新しい概念のお店/あってもニッチなお店)ってどうしても第一印象で忌避されちゃうんで、よっぽどフックになるものがないと(元々瞑想が好きとか)来づらいよな〜というのが一般的な感覚としてはあるかなと。
が、そもそもそんなに人数を集客する必要がなく、月1等継続的に通ってくれる人を増やすのであれば、直近は高さんがおっしゃるようにゆっくり口説き落としていけば問題ないと思います(家賃も人件費もないですからねw)
実店舗の来店されない悩みめっちゃ分かるのでお力になりたいのですが、テキストだと長くなりそうなので…また呼吸の家遊び行った時にでもお話しましょ!笑
今でこそ大人気カフェとなり、メディアの露出も多くなった鋸山BASEにそんな時期があったとは…
令和の駄菓子屋の時も素敵だったし、界隈では非常に注目されていたから、まさかそんな気持ちで運営していたとは思わなかった。
「何屋なのかよく分からないから入りづらい問題」
呼吸の家もその状況にぶち当たっているように見えると。
急がなければいずれ人はぼちぼち来るようになる。
なんといってもハードル低いし、ランニングコストもあんまりかからないのだから。
長期戦で行っても大丈夫。
「とは言っても、もうちょい早く希望のレベルまでいきたいですよね。僕にアイデアありますからよかったら話しましょ」
そう言ってくれているように聞こえる。
えいくんは前回の自分の仕事をつくる会(いいかげんフルネームは長く感じてきた。短いバージョンが欲しい)に来てくれて、恐ろしいほど切れ味のあるアイデアを次々と連発した。
「このアイデアヤベェ…」
何度そう思ったことだろう。
ちょっとチューニングを合わせれば湯水のようにアイデアが湧いてくるようだ。
お時間いただいて今度相談に乗ってもらおうと思った。
最後は一緒に自分の仕事をつくる会をスタートしたななちゃんである。
先ほど登場したワークキャリアの行武さんの会社でSNS運用などを担当している。
夢は田舎で自然食レストランと菜園をやっている魔女のようなババアらしい。
彼女も途方もなく思考できる人である。
小学校低学年からいまだに毎日日記をつけている。
書くことで思考する天才だと僕は思っていて、彼女が毎日公開しているnoteは面白くてしかたがない。
ああいう雰囲気のある文章が書きたくて、思わずこの創業日記では今までの「ですます」調を捨て、「だである」調に変えたほどである。
思考の天才は呼吸の家に対する感想だけでなく、具体的な to Do もくれた。
圧倒的な文量だが、内容がすごいので是非読んで欲しい。
名称や型はそのままでいい気がします!
内容も良いと思うので、伝え方の問題だと思っています!
■何が解消される場所なのかイメージしにくいかも
・イカさんが来てほしいと思っている層は「肩こりがひどい」とか「疲れてる」という自覚はあっても「自分には呼吸が足りない!」とは自覚していないと思うので、ターゲットに対して「あなたには実は呼吸が必要なんだよ!」を理解してもらう必要がありそうだなと思いました。
・「ディズニーランドに行きませんか?」と言われたらイメージがわくし行きたいけど、「ナガシマスパーランドに行きませんか?」と言われてもイメージがわかずよく分からないや〜となる感じにちょっと似ているかも<対処法>
・何が解消される場所なのか一言で説明できるキャッチコピーを作ってみる
・ターゲットを一人思い浮かべて「〜〜〜〜しませんか?」と誘った時に「行く!」と言ってもらえるようなやつ!■自分が行ってもいいのかな?と思う
・個人店みたいなところに行く時、なんとなく遠慮してしまう
・「今日は営業してるのかな?」という不安もある
<対処法>
Twitterで
・月初に営業日のカレンダーを出す
・毎週月曜日に「今週のオープン日」をツイートする
https://www.instagram.com/p/CxsNGwHvPtf/?utm_source=ig_web_copy_link こういうやつ!
・毎朝「今日は空きがありますよ」とツイートする
・イカさん的にターゲットだと思う人に直接メッセージを送ってみる■その他
・都心から遠い→解決しないのでOK、むしろ強みにするくらいで良さそう
・ドネーションに馴染みがなくて踏みとどまってしまう→ドネーションが個性で足切りにもなってると思うのでOKだと思う。料金ページの最後ではなく冒頭に「ドネーション制」とか「お金・口コミ・スキル」とか書いてた方が頭に入ってきやすいなと思った。
・知らない人の家に行って1対1は、人によってはハードル高いのかも…?→二人でもOKと書くとか…?でも気にしなくていい気もするなぁ
・届ける経路がTwitterのみ→今はそれでいいと思う!広げていくならハッシュタグのあるインスタに注力した方がいい気もするけどその辺はあまり分からぬ
ほぼ僕が悩んでいたことを全網羅している。
心の中を読まれている。
これを読んだ時、彼女に西洋占星術の星読みをお願いした時のことを思い出した。
(彼女は占星術による個人の星を読むサービスもやっている)
たしか当時は3000円くらいだったと思うが、3000円のクオリティではなかった。
断食道場で働いていた時、占星術の先生が来ていたのでお願いしたことがあった。
(ヨーロッパでは占星術は大学の学部になっていて、学問として扱われれていると知ってからやたら興味がある。インド占星術でも「アガスティアの葉」という信じられないレベルのものもある)
彼女の星読みは内容も量も先生と変わらないレベルだった。
一つのことを考え出すとどこまでも考えていける才能の持ち主なのだろうと思う。
本人はそれが時に生きるうえで不便に感じることもあるみたいだが、この才能が突出しているだけに他の部分が多少弱くなってしまうのはしょうがないと思う。
ありがたいことに呼吸の家がとるべき to Doがたくさんいただけた。
さて、これをどう展開していこうかと思った。
本来僕は熟考することが苦手なタイプである。
・閃く→即行動
人間版チョロQ、人間版ミニ四駆である。
でも今回はいただいたフィードバックを元に熟考してみようと思った。
マインドマップで整理しながら。
もしも相談せずにいたらどうなっていただろう?
きっとどうしたらいいかわからなくなっちゃって、手当たり次第に思いつきを行動にうつし、すべて空振りに終わっていたに違いない。
でも今回は自分の仕事をつくる会のおかげで暴走せずに済んだ。
僕の弱点をこの会が補ってくれたわけだ。
個人事業主をやっていたら自分では分からないことも出てくる。
人の助けが必要になる。
そんな時どこにも相談できないと1人で悩みを抱え込んでしまう。
自分の仕事をつくる会はそんな悩みを1人で抱えることなく相談できる場だった。
素晴らしいのはよくあるオンラインサロンのように、トップにインフルエンサーがいて、その下に会員というタテの構造になっていないことだと思う。
完全にフラット。
みんなが自分の仕事で生きようと願う仲間。
今月は来週10/9の開催が決まっている。
参加者も4人集まった。
その次の回はまだ開催日も参加者も決まっていないのだけど、隔週で開催予定なので10月の第3週に開かれると思う。
その次の回は11/9ではるばる福岡から僕らの共通の知人が来てくれる予定。
やはり参加者4人が決定している。
自分の仕事をつくる会はすでにすばらしい会として歩み始めている。
これを読んで「私も/僕も参加したい!」と思った人はぜひ連絡してほしい。
もうあなたは1人じゃない。
自分の仕事をつくる会へようこそ。
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