僕のことを知らないけど呼吸の家に興味を持ってくれる人が予約をくれる、そんな流れが出てきた気がする。
先週そんなお客さん(Googleマップで呼吸の家を見つけて来てくれたお客さん)が来てくれたという話を書いたが、今週はふたたび僕のことを知らないであろう人からの予約が入った。
相変わらずGoogleマップでは金谷の最新情報として呼吸の家がトップに出ているのでその影響かと思っているけど、話を聞かないと分からない。
予約をもらったのでこんな返信を送った。
〇〇さま
ご予約ありがとうございます。
呼吸の家オーナーのイカさんです。
◯月◯日(◯曜日)
呼吸ほぐしのご予約承りました。
当日の交通手段と到着予定時刻をお聞かせいただいております。
・フェリー
・電車
・高速バス
・自家用車
のどちらになりますか?
あらかじめご連絡いただければ駅、フェリー乗り場までお迎えにあがります。お車の場合は、呼吸の家には駐車場がないので、徒歩2分ほどのところにあるアパートの駐車場に停めさせていただいてます。
またご来店のキッカケや動機をお聞かせいただけると当日のイメージがしやすいのでご返信にてお聞かせいただけると幸いです。
予定が入ってキャンセルしたい時や到着が遅れそうな場合にもこちらにご連絡くだされば大丈夫です。
持ち物は特に必要ありません。呼吸をゆったりさせながら床でゴロゴロするので、体を締め付けない服がおすすめです。
ではいったん
・交通手段
・到着予定時間
・来店の動機
の返信をお待ちしております。
いつもの定型文をその時に合わせてカスタマイズしながら使っている。
新しい予約はおとといの夜に入っていて、朝気づき、すぐにこの内容で送信した。
丸一日経ったが返信が来ない。
- まだメールを見ていない
- メールアドレスが違っていて届いていない
- 長いメールを見て来店時間や動機を返信しなければいけないことがわかり面倒になった
- 返信しないといけないが、すぐに送れないのであとで送ろうと思っている
このどれかだろう。
できれば届いていてほしいし、読んでいてほしい。
返信を書こうと思っているけど書けてない。
そうであってほしいとは思うが、「ちゃんとした来店動機なんてないし面倒だからもういいや」でもいいと思う。
呼吸の家に来たらカフェのようにはいかない。
カフェよりもはるかに濃い時間を過ごすことになる。
カフェでオーナーと何時間も話すことはないし、体や呼吸の使い方について練習することもない。
しかし呼吸の家ではそういう時間を送ることになる。
呼吸の家のことを全然知らないで「なんとなく面白そう」と思って来たのに、やたらオーナーと濃い時間を過ごすことになったら面食らうと思う。
すぐに「帰ります」とは言いづらいだろうから、なんとも言えない時間を過ごすことになり、場合によっては精神的な苦痛だけが残るだろう。
せっかく来てもらってそういう思いはして欲しくないので、事前のやり取りでちょっと面倒くさい思いをしてもらうくらいがちょうどいいと思っている。
来店動機を聞かれてスムーズに出てくるなら絶対問題ないだろうし、スムーズに出てこなくてもちょっと考えて送る手間を取れる人、そういう人なら問題ないだろうと思う。
しかし来店動機なんてないし、考えるのも書いて送るのも面倒くさいと思う場合にはちょっと危うい気がする。
お互いに楽しくない時間を過ごすことになる可能性を感じる。
こういう考えを持つようになったのには理由がある。
来てくれた人が口伝えで「良かったよー」と言ってくれたものの、内容は伝えていなくて、公式サイトも見ていない状態で僕に直接連絡。
そういう流れで来てくれた人が微妙な時間を過ごすことが何回かあったからだ。
それで「呼吸の家はあんまり気軽に来ちゃうと微妙な経験になるリスクがあるんだな」と思った。
それ以降は知り合いであっても「公式サイトから予約して」と言うようにした。
予約ページを探すためにサイト内を見て回るうちにある程度は呼吸の家についてイメージできるはず。
メールでの返信をめんどくさくして、来店のハードルを上げるようにしたのもその一環と言える。
おととい予約を入れてくれた人からの返信は来ないかもしれない。
でもまた同じような流れで、僕を知らない人からの予約は入るだろう。
知人が来てくれるフェーズはおおかた終わった気がするのだ。
僕を知らない人、呼吸の家をたまたま知った人、人づてで呼吸の家を知った人が来てくれる段階に入った気がする。
ガンコ親父のラーメン屋みたいな感じになっている気もするが、ガンコ親父にはガンコ親父なりにお客さんに良い体験をしてもらいたいという気持ちがあるのかなと思った。
果たして新しい段階に入ったという僕の仮説は当たるのだろうか?
当たる気はしているんだけど。