パリオリンピックが開幕して2週目に入った。
フランスとの時差は7時間。
半日以上違うので、フランスの夕方以降に行われる競技は日本時間の夜中になる。
バスケと3×3は見たいので、何度か夜中に起きて見た。
おかげで寝不足の日もあるが、呼吸の家に泊まり込むと安眠できることもあり疲れは溜まらない。
(夜中に起きると家族の睡眠を妨げるので呼吸の家で見ているのだ)
今週は福岡で高校インターハイも開幕し、毎日熱戦が繰り広げられている。
インターネットでバスケットLIVEという国内バスケ見放題のサービス(月額590円)があるので、家にいながらにして3回戦からすべてのインターハイの試合が見れる。
この時代を生きていることの幸せを感じる。
そして今は夏休み。
娘とずーっと一緒の日々を送っている。
朝は算数ドリルを一緒にやり、一緒に音読をし、鋸山の階段を登る。
そのあと東京湾フェリーの見える公園でバスケの練習をし、近所の市民プールへ行くというルーティンを毎日している。
ミニバスのチームにも入り、週に2日、チームでもしっかりトレーニングしている。
3年生の夏というのは能力が大きく開花するタイミングだ。
僕自身も夏休み中に父親と毎朝走ったことをきっかけに能力が大幅に伸びた。
それまで勉強も運動もできない子供だったのに、走り込みをしただけで運動だけでなく勉強までできるようになった。
あの経験が僕に自信を与えてくれたし、その後の人生に面白いことを次々と起こしてくれた。
思いつきだったとはいえ、そんな変化のきっかけを与えてくれた父には非常に感謝している。
そんな夏の日々を送っているのだけど、先日朝の瞑想をしていたらインスピレーションが降りてきた。
「呼吸の家をバスケと瞑想をコンセプトにしたスペースにしたらどうだろう?」
呼吸の家は「瞑想スペース」としてきたけど、あまりにバスケが好きなので「瞑想とバスケの家」にしようかと思っている。
— 呼吸の家のイカさん (@hiroakiokmt) August 6, 2024
瞑想だけだと間口が広すぎる。
瞑想&バスケだと間口が狭いので多くの人が対象外に感じる反面、わずかな人が「俺のための場所やん」と思いそう。 pic.twitter.com/9NIps75PCj
呼吸の家で僕は瞑想もするがバスケのトレーニングもする。
気分転換に備え付けのゴールにシュートを打つこともあるし、日本代表戦があればパソコンの映像をテレビに映して観戦もする。
PS4でNBA2Kというゲームを嗜むこともある。
どう考えても瞑想スペースというより、バスケと瞑想の家という感じなのだ。
ツイートしてみたら、意外な人からいいねが来た。
僕がアプリクリエイターとして育った大好きなコワーキングスペース「タネマキ」のオーナーであり、連続起業家でもある友人が珍しくいいねを押したのだ。
コワーキングスペースを15年前に始める前は、バスケットボールの民間リーグを運営する会社を作ったし、大学時代には犬の散歩代行サービスを成功させ、どちらも友人に譲渡している人だ。
ただ単にバスケが好きだから押した可能性も否めないが、悪くないアイデアだから押したという可能性もゼロではない。
本人に確認するのも気持ち悪いので、いい方に受け取っておくことにした。
「バスケ × 瞑想」というのは無関係のように思う人もいるかもしれないが、バスケの歴史を知る人なら「おぉ!」と思うはずだ。
バスケの神と呼ばれたマイケルジョーダンを優勝させる原動力になったのが、
- 瞑想
- トライアングルオフェンス
なのだ。
超弱小チームだったシカゴブルズはスーパールーキー・ジョーダンの加入によって劇的に変わった。
しかしどんなにジョーダンが奮闘しても優勝できなかった。7年間も。
完成度の高いチームにジョーダンのワンマンチームは勝てなかったのだ。
「勝ちたい」という気持ちがあるのはいいが、仲間を信頼するということができないとチームとしての完成度は上げられない。
チームとしての完成度が低いと世界最高のバスケットボールリーグNBAでは優勝できない。
勝ちにこだわるあまりワンマンになってしまう自分に気づき、抑える能力を手に入れなければ優勝は無理なのだ。
それを言葉で言っても人は理解できないし、できるようにはならない。
自分で感じ、自分で理解して初めてできるようになる。
その道具として瞑想をチームに導入したのがブルズを6回の優勝に導いた史上最高のヘッドコーチ・フィルジャクソンだった。
この時の経緯はこの本にくわしく書かれている。
僕は2008年頃に学生バスケの全国大会を撮影し、ナレーションを入れ、インタビューも収録するバイトをやっていた。
中学・高校・大学の全国大会に出るような選手やコーチたちがどのような考え方をし、どのように会場で過ごしているのかを生で見ることのできる素晴らしいバイトだった。
そのころサイズが小さいのに驚くほどのメンタルの強さでベスト4入りを果たしていた高校があった。
市立船橋高校バスケットボール部。
確か試合後のインタビューだったと思うが、こんなことを聞いた。
「メンタル強化のために瞑想を取り入れている」
そのころの僕は瞑想とは何か知らなかったが、「メイソウというのがメンタル強化に繋がるのだな」程度には理解した記憶がある。
そんなわけでバスケと瞑想には深い相関関係があるのだ。
「瞑想×バスケ」というコンセプトをどんなふうに打ち出していったらいいのかは全然わからないが、そのうちインスピレーションが降りてくるかもしれない。
何かいいアイデアがあったら教えてほしい。
僕は瞑想が好きでバスケが好きだ。
この2つが僕を幸せにしてくれることは間違いないので、インスピレーションが降りてくるまでひたすら瞑想とバスケの日々を送ろうと思う。
呼吸の家で瞑想とバスケばかりの日々を送っていればきっと道は開ける。
根拠は後からついてくるのだ。