ガイド瞑想がうまくいかない3つのパターン

今日は土曜日。

家族デーだから早めに日記を書こうと思う。

というか今書きたいことがある。

今朝は昨日の幸せの余韻が残っていた。

昨日は友人のトミーが呼吸ほぐしと瞑想をしに来てくれたのだけど、最後にやったガイド瞑想の余韻がずっと残っているのだ。

ガイド瞑想は僕が言葉で誘導しながら一緒にやる瞑想だ。

瞑想を経験したことない人でもかなりの確率で瞑想状態を経験できる。

ただし、ある程度の下準備が必要だ。

というのもあまりにも不安が強すぎたり、心配事で頭がいっぱいすぎたり、考えることに中毒しすぎていたりすると耳から聞こえてくる言葉に集中できない。

聞こえない状態に近くなる。

聞いているようで聞いていない状態。

この状態だと言葉によるガイドは無効だ。

もう一つは信頼関係の有無。

相手に対する猜疑心や瞑想に対する猜疑心が強いとこれも同じ状態になる。

これに気づいたのはガイド瞑想をある程度頻繁にやっていたころだ。

もう4年も前になるんだけど、オンライン講座プラットフォーム「Udemy」を日本ではベネッセが運営することになったものの、日本人講師が少なくてオンライン講座が不足していた。

そこでベネッセがフリーランス向けのオンラインプラットフォームを運営していたランサーズに協力をお願いした。

ランサーズは新しい働き方ラボというチームを作り、その一環としてUdemyの講師を育成する活動を開始した。

その際ランサーズとつながりのあったフリーランスに声がかけられたのだけど、どういうわけが人づてで僕のところに依頼がきた。

「イカさんはオンライン講座作れる」と思ったのだろう。

田舎フリーランス養成講座で講師をしていたし、動画編集もできたから。

ところが肝心のコンテンツが僕にはなかった。

プログラマーとしてもライターとしてもウェブ制作者としてもイラストレーターとしてもデザイナーとしても動画編集者としても中途半端。

体系的に説明できるものがなかった。

唯一体系的に説明できると思ったのが瞑想だったのだが、「そんなもの、ランサーズもベネッセも求めてないよね?」と思った。

「瞑想ぐらいしか説明できるものないんですけど…」というと、「それでいいです」という。

結局3ヶ月くらい奮闘してオンライン講座を作った。

それがこれである。

Udemy「イカさん瞑想」

「たぶん体系化できる」とは思ったものの、それまでちゃんと瞑想について話したことがなかったから模索した。

短い時間でできるかぎりわかりやすく瞑想について説明する。

実際に瞑想をしてもらう。

「瞑想したことない人も直接指導ではなくオンラインでも理解できるように」

そう思って作ったのがこれである。

作るにあたり30人くらいの人とガイド瞑想した。

ほとんどの人とはとてもいい瞑想時間を過ごせたのだけど、3人ほどうまくいかないことがあった。

それが最初に話した問題である。

  • 不安や緊張が強すぎる
  • 僕自身や瞑想にたいする信頼感がない
  • 思考に中毒しすぎている

どのケースでも体がこわばっていた。

不安や緊張があれば体がこわばるし、信頼感がなければ呼吸が浅くなる。

思考に中毒していても呼吸は浅い。

呼吸が浅ければ体が硬くなる。

これが呼吸の家で瞑想を全面に出さなくなった理由だ。

瞑想の前にやるべきことがある。

呼吸を使って体をほぐし、不安を和らげ、信頼関係を作り、思考の中毒性よりも体が楽であることを優先できる状態を作ること。

これをやらなければ瞑想は良い体験とならない。

翌日になってもずっと続くような幸せの余韻が毎日いつでもあったらいいと思う。

1人の瞑想でも幸せの余韻はあるのだけど、人とやる瞑想のパワーはすごい。

1つの乾電池でも光はつくが、2つの乾電池を直列につなげばより強い光を放つ。

そんな感じで複数の人と瞑想し、そのエネルギーが循環すると、1人で瞑想した時よりも強いエネルギーが発生する感覚があるのだ。

だから初めてやる瞑想がガイド瞑想でうまくつながった場合はびっくりすると思う。

「えっ!?瞑想ってこんなにすごい感覚になるの?」って。

しかし家に帰って1人でやるとガイド瞑想の時のような強いエネルギー循環は感じられない。

コツコツと1人でエネルギーを高めることになる。

でも呼吸の家に来て一緒にガイド瞑想をやり続ければ、自分で自分を導く感覚がつかめるようになる。

ひとりでコツコツやることも大切だけど、人と瞑想した方が最初の伸びは早い。

今はまだ瞑想を一緒にできる人の数は少ない。

体をほぐし、信頼関係を築く必要がある。

でも近い将来、一緒に瞑想できる人が増えて、呼吸の家が幸せの感覚をブーストする場所になればいいと思う。

呼吸の家でブーストした幸せが外の世界へ広がっていき、笑顔をどんどん増えていく。

そんな未来がきたら最高だ。

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