筋肉痛が3日後に出るとかウソだろ〜と思っていたのに…

疲労を年齢のせいにするのは好きじゃない。

たしかに年齢を重ねるごとに疲労が抜けにくくなるのは実感している。

30代後半から体の変化を感じ始めた。

大好きなバスケを続けてやっていても、疲労が蓄積するようになった。

高校生の時は毎日部活でハードにやっても寝ればリセットされていたのに…

断食にハマり、細胞の更新サイクルの仕組みを知ったことで、加齢で疲労が蓄積するわけがわかった。

細胞は更新される。

目安として

  • 皮膚は1ヶ月
  • 筋肉は半年
  • 骨は2年

部位によって更新頻度は違うが、細胞は古いものから新しいものに交換される仕組みが人体にはある。

しかし、この細胞の更新頻度は歳を重ねるごとに遅くなる。

1ヶ月で新しくなっていた皮膚が数ヶ月かかるようになり、半年で新しくなっていた筋肉が1年以上かかるようになる。

いつまでも古い服を着ているとボロボロになるように、同じ細胞を使い続けているとボロが目立つようになる。

細胞が古いままだと、中に溜まるゴミが更新されない。

ゴミの中には疲労物質も含まれる。

こういった人体の仕組みを知ったとき、「なるほどな」と思ったし、歳を取るということはこういうことなのだと納得した。

古い細胞を使い続けるから細胞内にゴミは残りがちになるけど、絶望する必要はない。

免疫システムにはゴミを除去する仕組みがある。

細胞からリンパ液や血液にゴミは排出され、体液の循環によってゴミは体外に排出される。

  • 内臓を休める時間を取ること
  • ちゃんと睡眠をとること
  • 適度な運動をすること
  • 変な食事を摂りすぎないこと
  • 太陽を浴びること
  • 過度なストレスを溜めないこと

この辺をまともにやっていれば免疫システムが細胞の老化を遅らせてくれる。

年齢の割に若々しい人はこの辺をまともにやっている。

年齢を重ねてもやるべきことをやっていればそれほど枯れない。

それがわかっているから疲労を年齢のせいにするのは好きじゃないのである。

しかし今、疲労が蓄積して体が悲鳴を上げている。

8時間寝たのに起きた瞬間から疲労感に包まれていた。

なぜだ!

この疲労感が出てきたのは昨日の午後からだった。

体が重くて仕方がない。

気がつけば呼吸の家のカーペットの上で眠っていた。

5時過ぎ、「イカさんいる〜?」と訪ねてきた友達が、暗い中で寝ている僕を見てギョッとしたらしい。

昨日は壊れたボイラーを解体・清掃して組み立て直しり(直らなかった)、古くなったアルミ製の門扉を木製の扉にリメイクしたりもした(かなりかっこよくなりそうだ)。

しかし、あれしきのDIYでこんなに疲労するわけがない。

おかしい。

思い当たるふしがあった。

この間の三連休だ。

娘は今ブレイブボードという2輪のスケボーにハマっている。

いとこが使わなくなったものをもらったのだけど、試しに僕も乗ってみたら体感をねじる動きが免疫循環にとてもいいと思った。

「健康のためにもなるし、娘と共通の趣味にもなるし、俺もやろう」

そう思い、ジモティ経由で大人用のブレボを買ってきた。

結局僕もハマってしまった。

乗れるようになっていくのが面白く、少し離れた広い公園や近所の公園で一緒に乗るようになった。

三連休は毎日これに乗っていた。

しかも1日2時間以上。

長い日は3時間。

障害物を避けながら鬼ごっこするのが面白い。

相手を夢中で追いかけるし、逃げる方も夢中で逃げるから無意識の力が働いてさらに上手く乗れるようになる。

鬼ごっこは最高の練習だった。

土曜日に2時間やったので、日曜日の朝は疲労していた。

が、娘が行きたがるので付き合ったら結局僕も夢中になっていた。

月曜日の朝はさらに疲労が溜まると思いきや、疲れが抜けていた。

「おぉ!体が慣れた!」

と喜んで再び全力で遊んだ。

三連休が終わった火曜日は普通に過ごした。

疲れは残らず、免疫システムが疲労を除去してくれたのだと思っていた。

しかし昨日の夕方、どっと疲労がきた。

「歳をとると筋肉痛は翌日に来ないんだよ。2日後・3日後に来るんだ」

こういう言葉を聞いたことがないだろうか?

「なに?どういうこと?意味わかんない」

ずっとそう思ってきた。

実際に40代後半に入ってもそのような経験をすることはなかった。

ちゃんと翌日に筋肉痛が来るし、2日もすれば消えていく。

でも今回は違う。

疲労の波が3日後にきている。

筋肉痛じゃないけど、もしかしたらこれがそれなのかもしれない。

歳をとってから自分の回復能力を超えた運動をするとこうなるのかと思った。

でも娘とブレボを楽しみたい。

「回復能力ギリギリのラインまで体を酷使しつつ、運動機能を高めていくぞ」とこっそり心の炎が燃えている。

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