最近は自分の健康や子育てのことを書いてきたが、そろそろ瞑想のことを書きたくなったので、今回は瞑想中の体内観察スピードについて話したい。
他の人がヴィパッサナー瞑想をどうやっているのかって意外と知らないものだよね!
あくまでこれは正解とかというわけではなく、5年ほどヴィパッサナー瞑想をやってきた結果として僕は今こんなスピードで観察しているという話なので、参考としてもらいたい。
コメント欄で「私はこのくらいのスピードでやってます」と書いてくれてもいいぞよ
結論から言うと、20分〜30分で体内を1周している。
1時間やるときには2周〜3周回っているが、考え事が多いときには1周するのに40分くらいかかっている。
それって早いほうなのかな?遅い方なのかな?わからないねー
ヴィパッサナー瞑想合宿を終えた頃は1周回るのに10分とかで、長くても15分くらいだったように思う。
そのころは瞑想中もせかせかしていて落ち着きがなかったなぁと思う。
それがどんどん遅くなって言って、20分〜30分、長いときには40分という具合になった。
なんで遅くなったの?感度が鈍くなったとか?
いや、むしろ肉体感覚は比較にならないほど強くなった。
意識を向けた場所の感覚が楽器のように鳴り響いているような感じがするほど。
その感覚がアメーバのように自然に広がっていく。
その流れに任せているとそのくらいの時間になるのだ。
体内を漂っているような感じがします
どんなプロセスで体内観察しているの?
- 頭のてっぺんからはじまり頭部全体をとおり首に到達
- 右腕を肩から指先まで移動
- 左腕も同様に移動
- 首から下は体内の中心部を下に下っていく
- 喉→心臓→みぞおち→へその奥→膀胱のあたり→肛門
- 骨盤全体を感じたら右足へ
- 太ももから足先まで移動したら右足へ
こんなプロセスで進めている。
ジーンという感覚が体内でどんどん広がっていって、最後は体全体の感覚がはっきりし、楽器のように振動している。
そんな感覚に幸せを感じる。
最初は感覚が薄いものなの?
瞑想スタート時点と終わる時とでは全然違う。
最後はなにかに包まれているような感覚さえある。
スタート時点はそれほど感覚は鋭くない。
日常を生きていると薄れてしまう感覚を瞑想することで取り戻しているような気がする。
瞑想は面白いもので、自分の中で起こる感覚が年数を経るごとに変わっていく。
以前はなかった感覚が急に生まれることもある。
何年も続けているのは心が安らぐからだけど、これから先どんなふうに変化していくのだろう?という興味も続ける動機になっていると思う。
これは僕の感覚。
他の人の感覚はわからない。
たくさんの人に質問してみたい気もするけど、知ったところで何になる?という気もする。
自分の体と対話するだけで十分じゃない?
とはいえ、瞑想について人と話すのは楽しいので、呼吸の家に来たときにはぜひ聞かせてほしい。
最近はすっかりお客様がご無沙汰だったけど、来週は久しぶりに知り合いが来る。
その人は先月ヴィパッサナー瞑想合宿に初めて行ってきたそうだ。
どんな体験だったのか聞くのが楽しみである。