かつてプロであった能力を「お金をもらわない仕事」として公開しようと思う

今日は朝からインスピレーション湧きまくりだった。

理由はこの本を読んだから。

本の面白い流通形態を次々に形にし、オワコンかと思われた紙の本の持つポテンシャルを引き出した人が書いた変わった本。

表紙に表裏がない。

両方おもて。

2冊の本が1冊になっている。

  • 仕事の未来とつくる本
  • 本の未来をつくる仕事

本の未来をつくってきた人が仕事の未来についても書いているという1冊で2度おいしい本である。

この本の「仕事の未来をつくる本」の方を読んでいたらインスピレーションが止まらなくなったのだ。

最初はこのページでうぉ!っとなった。

僕は海女さんの送迎のバイトで最低限の生活費を稼ぎながら呼吸の家をやっているのだけど、「この方法こそ自分の仕事の未来をつくる方法だよ」と言っていたのである。

「お金をもらわない仕事」

これこそ自分が何者かになる方法だと。

そのためには「お金をもらう仕事」と「お金をもらわない仕事」を分離させなければならない。

ここを分離させることで「大好きが仕事になる」という未来が開けてくるのだ

(「大好きが仕事になる」という僕が使うような安っぽい言い方は多分この人は嫌いだから使ってないけどそういうことだと思う)

心の底からびっくりしてしまった。

計画とか企画とか戦略とか戦術とか全然わからない僕がわけわからないながら走り続けてきた結果ある今の呼吸の家は、この人のいうところの「仕事の未来」なのだ。

びっくりして興奮しながらもさらに読み進めていったらさらにびっくりしてしまった。

このページに僕が思い描いてきた「自分の大好きを仕事にするための方法」が完全に言語化されていた。

このページの中に紹介されていた仮装のシナリオはこれ。

【DJ銀行員】

  • 銀行員で生計を立てている
  • クラブミュージックが好きだからDJをやることにした
  • 名前はDJ銀行員
  • 「DJ銀行員って名前だけどほんとに銀行員なの?」と聞かれる
  • 「お金の相談乗って」と言われるのでファイナンシャルプランナーの資格取った
  • 「あのクラブにお金の相談乗ってくれる銀行員のDJいるぜ?」とクチコミで広がる
  • 銀行員で生計立ててるから無料で大丈夫
  • さすがに人気出過ぎた(お金の相談員が)
  • ちょっとだけお金もらうことにする
  • それでも破格
  • たくさん相談乗っているうちにDJとしても認知度上がっていく
  • 活動全体が楽しくなってきた
  • 銀行員やっててよかった!

完璧である。

僕が半生をかけてわけわからないままも自分の好きを仕事にしようとしてもがいてきた結果おぼろげにイメージできるようになった方法論がたったの1ページに凝縮されている。

そして気づいた。

  • 目標とかいらないんだ
  • 計画とか戦略とか戦術とかもいらないんだ
  • 必要なのはシナリオだけなんだ!

ビジネスの分野でうまくやっている人たちは「PDCA回せ」と言う。

その方法で最初から「お金をもらう仕事」を始め、PDCAなるものを回しながら収益化していくらしい。

しかし僕にはこれがどうにもイメージできないし、やる気にならないし、しっくりこない。

そんな人は少なくないと思う。

そんな人のための方法が「お金をもらわない仕事」であり、「シナリオをつくる」なのだと思った。

ただし、この方法には弱点があると思う。

まさに僕が期せずしてとってきた方法だからわかる。

社会からするとめちゃくちゃ受け入れ難い弱点がある。

それは「お金をもらう仕事よりもマネタイズまでに時間がかかる」ということだ。

「お金をもらわない仕事」も最終的には生活に必要なお金を稼ぐ手段に変わる。

しかし人望と口コミをじわじわ育てていく方法だから、成長速度がゆるやかである。

僕の知人に「レンタル生き物の人」という人がいる。

以前僕が関わっていた「田舎フリーランス養成講座」の受講生で、有名農業大学に通っていためちゃくちゃ頭のいい学生だったのに、周りが就職活動するなか、「俺は就職したくない」「働きたくない」と言って、就職せずに卒業後は実家を出て、シェアハウスに住みながらUberEatsをやり、シェアハウスでできた彼女と同棲し、家事すべてを受け持つヒモとなり、数年後に突然「レンタル生き物一緒に探す人」として覚醒した。

今年の春に覚醒し、突然この「お金をもらわない仕事」を始めたのだけど、瞬く間にX(旧Twitter)上で拡散され、夏の終わりにFM横浜でのラジオ出演まで果たした。

すぐに予約が入りまくってしまったため、1ヶ月くらいして1万円に値上げしようとしたが、おそらくタイミング的に早すぎたのだろう。

「もうちょっと認知を上げたいので初回無料で続けます」と発信した。

この人のケアは細かい。

自分が大好きな生き物探しだから、とんでもなくケアが行き届いている。

しかも農業大学でも有名な変人だったから、知識量も半端ではない。

初めて会った時から天才だと思っていたが、何年もかけてようやく花開いた。

本当に嬉しく思う。

この人の影響もあるが、「レンタル〇〇の人」というのは趣味と実益を兼ねていて面白そうだと常々思っていた。

そんな折に今朝のインスピレーションの嵐が舞い降りた。

そして僕は思いついた。

「自分の大好きを仕事にするシナリオ作りを一緒に考える人をやればいいんだ!」

僕は意外にも0から1を作るのが得意ではない。

アイデアマンなので得意だと思われがちなのだけど、実はゼロイチは苦手だ。

得意なのはすでに1になっているもの。

というより0.1くらいになっているものを1まで持っていくところなのだ。

  • 今こんな暮らしをしている
  • 「〇〇が好き」までわかっている
  • 将来は自分の大好きを仕事にしたいと思っている

こういう状態の人と一緒にどうしたらいいか?を考えるのが得意なのである。

かつて「田舎フリーランス養成講座」で講師をしていた時も、この部門の担当だったと言える。

すでに能力が育っている人。

フリーランスとしてある程度芽が出ている人は僕が担当してもしょうがなかった。

僕より受講生の方が能力が上なのである。

僕が得意だったのは

  • 一緒に考えること
  • 外部からの視点で見えるものを伝えること
  • 未来の姿をイメージする手助けをすること

だった。

なので一緒に考えることはある意味プロである。

プロであった。

このプロであった能力を「お金をもらわない仕事」として公開しようと思う。

ここで出た芽は隔週で呼吸の家で開いている #自分の仕事をつくる会 につなげることもできる。

僕と繋がった縁をもっと他の人たちとの縁に広げられる。

お金の心配は不要。

どうせ「お金をもらわない仕事」で放出したエネルギーはこの世界のどこかを巡って全然関係ないところから僕のところへ戻ってくる。

あなたがレンタル一緒に考える人と過ごす時間は全然関係ない人の役に立ち、僕のところへ戻り、結局はあなたのところにも戻ってくる。

こりゃすごい仕組みを考えちゃったぞ?

でも僕らは自分で考えているようで、この世界の仕組みに考えさせられているだけ、行動させられているだけなんだよね。

だからなーんもしてない。

なーんもしなくていい。

どうせ運命通りに流れていくから。

今日はこんな感じで僕の運命は流れたよ。

毎日楽しいね。

かつてプロであった能力を「お金をもらわない仕事」として公開しようと思う」への1件のフィードバック

  1. ピンバック: 20年もがいてやっと見えた「自分の大好き」を仕事にする方程式 | 瞑想スペース 呼吸の家

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