呼吸ほぐしのエッセンスを言語化してみたのだけど、言葉で理解できるものなのだろうか?

昨日は運動しまくりの日だった。

山に登ったうえに夜はバスケである。

もう3年くらいまともに走ったこともないのに急にバスケである。

しかも若い人たちと。

上のツイートに出てる子たちとは3年前まで月に2回くらいのペースでバスケをしていた。

しかし毎回やるたびに膝の痛みに苦しんだ。

終わった後に膝が抜けるような感覚があり、翌日の朝は痛くて膝が曲がらない。

でも今回は違った。

終わった後も気持ちよく帰ったし、今朝も膝は痛くない。

多少の筋肉痛はあるけど、全然ひどくない。

(ちなみに歳を取ると2日後・3日後に出るというが、そういう症状は出たことないので、そこまで老化はしてないようだ)

毎日丁寧に呼吸ほぐしをしているからだと思う。

全身の筋肉が程よくゆるみ、ちゃんと機能するように普段から準備しているので、体が衝撃をうまく吸収してくれている。

それでも昨日はバスケだったのでかなりの衝撃やねじれが体に生じた。

強い負荷がかかれば筋肉はあっという間に鬱血して硬くなる。

なのでバスケをやる前もやっている途中の休憩時も帰った後もこれをずっと持っていた。

100円ショップダイソーのフィットネスコーナーに売っている。

これを膝の裏にはさんで使う。

床にゴロンと仰向けに寝て膝に挟み、こんなポーズをとる。

この時、もも裏とふくらはぎに圧力がかかるのだけど、ここで気をつけてほしい。

絶対に痛くしてはいけない。

痛気持ちよくてもいけない。

このくらいの感覚に調整する。

イタ気持ちいいよりほんのちょっと圧力下げるくらい。

試しに痛くしてみた時に自分の呼吸がどうなるか観察してみてほしい。

みぞおちから上が寒いような感覚になり、呼吸が切なくなる。

のびのびした呼吸にならない。

次にイタ気持ちいいレベルまで圧力を落としてほしい。

すると少し呼吸はゆったりするものの、上半身に緊張が残っている。

これでも呼吸はゆったりする方向に動きづらい。

そこからほんのちょっとだけ圧力を下げる。

そうすると無感覚ではないものの、ほんのりふくらはぎともも裏に圧力を感じる。

この状態の呼吸はやわらかい。

圧力のおかげで息を吸うことも吐くことも気持ちよくなる。

このレベルを狙ってほしいのだ。

そして目を閉じる。

目から入る情報を遮断し、ひざ裏にかかっている圧力を感じる。

圧力が筋肉にほどよく圧迫し、ジンジンとした感覚がある。

この状態で呼吸を続けていくと、息を吐くごとに緊張が緩んでいく。

本来筋肉は伸ばすものではない。

縮めて使うものである。

縮まれという命令を脳が出すから伸びたように見えるのであって、伸びろという信号は発していない。

「縮まるのをやめなさい」という命令が筋肉に送られ伸びるように見えるのだ、

しかし残念ながら世の中に「ストレッチ」という言葉が広がってしまった。

日本語に訳すと「伸ばすこと」

なのでストレッチというと筋肉を伸ばしてしまう。

筋肉は無理に伸ばすとダルダルになる。

ダルダルになった筋肉は縮む能力を失う。

縮め!と命令しても伸び切っちゃっているので縮みづらい。

無理に伸ばしちゃったゴムを想像してほしい。

伸び切っちゃったゴムは買った時のゴムのように戻ってくれない。

弾力性を失ってしまうから切れやすくなる。

だから過剰にストレッチで体を伸ばすとその部位に痛みが生まれ、運動性能が衰え、怪我しやすくなるのだと思う。

ちょっと話が外れてしまったが、筋肉は緊張をゆるめる分には問題ないが伸ばしてはいけないのである。

じゃあどうしたら上手に緩められるかといえば、無理な圧力をかけずに呼吸の作用で緩めていくということだ。

呼吸と筋肉への司令は連動している。

息を吸った時に筋肉が緊張し、吐いた時に筋肉がリラックスする。

だからこのポーズを取り、

すぅーっと気持ちよく吸って、ゆーったりと少し長めに吐く。

絶対に頑張って吸ったり吐いたりしない。

自然に吸って、すこーしだけ長めに吐く。

あんまり呼吸をコントロールしようとしない。

最初は呼吸が浅くて問題ない。

この優しい呼吸を続けていけば自然と呼吸は深くなっていく。

呼吸が浅くなるのは体が緊張しているからだ。

緊張が解けてくれば自然と呼吸も深くなる。

呼吸が浅いことは心配いらない。

むしろ呼吸が浅いなと気づければラッキーである。

そのあと呼吸が深くなっていく過程を観察することができる。

呼吸を観察できるようになると脳内の思考が収まるのでさらに体がリラックスする。

こうやって少しずつ少しずつもも裏とふくらはぎのテンションを緩めてあげてほしいのだ。

どうしてひざ裏、もも裏とふくらはぎのテンションを落としてほしいというのか?

大抵の人はひざ裏の下に長年の疲労を蓄積している。

あまり運動しないがために細胞内にゴミが溜まっているのだと思う。

本来人は筋肉運動のポンプの働きによって足に溜まった疲労物質やゴミを首の下、鎖骨の部分まで押し上げ、そこからゴミ処理センターへ配送される。

しかし運動不足によって鎖骨から遠い場所、下半身にゴミが残るようになってしまった。

昔は青竹踏みとかやって下半身のポンプ運動を促進し、体を整える習慣などもあったが、今はそんなことする人はいない。

この写真を見て「じゃあ青竹踏みを運動の前後にすればいいんじゃないの?」と思ったかもしれないが、膝下とふくらはぎのところが硬くなり、詰まっているので足裏ポンプをいくら作動させても途中の関所が狭くなっているので通れないのだ。

通りやすくするためには固くなった筋肉を緩め、血液やリンパ液が通れるスペースを作らなければならない。

そのためにやりたいのがこれなのである。

運動前、運動中の休憩、運動後にこれをやってみてほしい。

普段から運動習慣のある人は翌日にその効果を実感するだろう。

しかしやり方を間違っていたら全然効果は出ない。

  • 絶対痛くしない
  • イタ気持ちいいより手前の圧力
  • 自然な呼吸の吐くときの筋肉をゆるめる作用を使う

これは守ってほしい。

今日は呼吸の家で伝えている真髄の一部を公開した。

呼吸の家に来たことある人は「こんな一番重要な部分を伝えちゃって大丈夫なの?」と心配する人もいるといると思うが心配無用である。

呼吸の家はお金を稼ぐための場所ではない。

訪れた人が楽になり、幸せな気分で帰っていく場所である。

なので、ノウハウは広がってほしいのだ。

このエッセンスは僕が何年もかけていろんな体験をし、体内を観察しつづけてきたことで培ったものなので、そう簡単に真似できるものでもないと思う。

本当は対面で体験してほしいけど、遠くてそうもいかない人もいると思うから言葉と絵で伝えてみることにした。

昨日もおとといも運動会に参加したお父さんが足を怪我して病院に行った話を聞いた。

30代でそこまで衰えてしまうのは悲しすぎる。

せっかくなら20代のような感覚で一生体を使っていきたいじゃないかと思う。

回復力が遅いのは20代と根本的に違うからどうしようもない。

しかし回復方法をちゃんと知れば、20代とは言えなくても30代並みの動きはおじいさんになってもできるんじゃないかと思う。

ハンマー投げの室伏広治は30代後半に入って記録が伸び悩んだ時、それまでのトレーニング方法の限界を感じ、筋力を伸ばすのではなく、すでにある筋力をより使えるものに変えるトレーニングに切り替えたことでさらに記録を伸ばしていった。

30代後半に入ったら、身体との付き合いかたの切り替えを行うべきなんだろうと思う。

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