先月末から3週間ほど、人気イラストレーターと呼吸の家はコラボしていた。
ノスタルジックな鉄道の風景をテーマに活動している始発ちゃんである。
かつては圧倒的な迫力で迫るモノクロの世界観でファンを魅了していたが、最近ではカラフルなテイストに変わり、新たな表現を追求している。
本の装丁のお仕事などもしておるんじゃのぉ
今月北海道の古い駅舎で開かれた展示会はたくさんの来場者が来て大賑わいだったらしいよ!
雄信内駅白寿祭にて、宗谷線イラスト原画&複製作品を展示していただきました。
— 始発ちゃん🍊個展12月7日・8日 (@densya_t) November 4, 2024
会場では駅長さん(@Y_Tomekiti )と一緒に絵の解説をさせていただきました。皆様のおかげで、上手くお話しをすることが出来ました。温かく見守ってくださり、ありがとうございます✨
一生に一度の、最高の思い出です。 https://t.co/MIcGIhFmL0
ところでこの始発ちゃんとどんな風にコラボしたんじゃ?
展覧会に使う額縁を一緒にDIY。
「額を自分たちで作ってみよう!」と誘ってくれた友人のイカさん(@hiroakiokmt )の全面協力のもと、今日は額の試作をしています。「手作りのものは愛着が全然違うよ!」と教えてくれて、もうすでに愛おしいです。#始発ちゃん個展 pic.twitter.com/6vpPskZDag
— 始発ちゃん🍊個展12月7日・8日 (@densya_t) October 21, 2024
夏に近所のコワーキングスペースの食事会で再会して、その時に「額縁って自分で作れちゃうんじゃない?」という話になり、酔っ払いながら「やっちゃおー!いえー!」と言ってたら本当に実現した。
額を作っています。#始発ちゃん個展 pic.twitter.com/MAoIStjOXW
— 始発ちゃん🍊個展12月7日・8日 (@densya_t) October 29, 2024
3週間かけて合計24個作ったのだけど、最初の日は大変だった。
雨が振っちゃったから木材のカットは室内になり、粉塵がもくもくした状態で1日必死に2人で作業。
死にそうな思いをしながらなんとか7個作ったものの、粉塵吸いすぎたのか翌日から2日間は2人とも体調を壊した。
頭痛と吐き気がすごかった…
体調が戻ったあともコツコツと作業を続け、おとといついに24個完成!
始発ちゃんの額縁、最終塗装完了。
— 呼吸の家のイカさん (@hiroakiokmt) November 13, 2024
柿渋を使っています。
塗って乾かして4回。
1年くらいかけてオレンジ色がこの階段のような茶色に変わっていきます。
深みのある色の変化を楽しんでほしいですね😊 pic.twitter.com/4gfQL9MJRN
そしたら始発ちゃんからサプライズが届く。
私がつらいとき、親身に話を聞いてくれて大切にしてくれる友達をモデルに描きました。娘さんはよく一緒にお絵描きをしてくれて、最新の流行のアニメを教えてくれたり、学校のことを話してくれます。
— 始発ちゃん🍊個展12月7日・8日 (@densya_t) November 12, 2024
17時2分、浜金谷発木更津行きの電車に2人が駅まで送ってくれた日のことを思い出しながら描きました。 https://t.co/FkZM5lnhB7
娘と駅に送って行ったときの様子をイラストにしてくれた。
実物見たら感動ものじゃろうのぉ
実物もいただけるそうなので、受け取ったら呼吸の家に飾ろうと思っている。
飾るのが今から楽しみ。
始発ちゃんとは6年くらい前からの知り合いで、なぜか一緒にいるとリラックスできる。
ふんわりしているだけじゃなくて、気配り力もすごいんですよ
出会った頃は2人とも人生迷走状態で、「ルンバを仕事から解放し、公道を散歩させる」という謎の実験企画をしたこともある。
(イメージ図)
迷走家が瞑想家になる前はいろいろあるものじゃ…
この企画からもわかるように当時の僕らは人生迷走していて、何者かになろうとしていた。
しかし「何者かになることよりもシンプルに人を喜ばせることのほうが自分も周りも幸せ」と気づいた僕らは今ではそれぞれの道で人を癒すことを生業にしている。
始発ちゃんはイラストでたくさんの人たちを、イカさんは呼吸の家で少ない人たちを癒しているんだね!
無理せずに自分らしく生きられるようになったのは心を整える拠り所があったから。
始発ちゃんは絵を描くこと。
僕は瞑想すること。
誰だって苦しい局面はあるもの。
そんな局面で自分を癒すことができる道具を持っているって、生きる上でとても大切なこと。
自分を癒す手段を与えてもらえたことには強く感謝している。
素敵なイラストを描いてくれた始発ちゃんにも感謝を伝えたい。
いつもありがとう。