ぶっちゃけた話、ちょっとあきらめかけていた。
何をあきらめそうになっていたのじゃ?
気持ちよくバスケットボールをすることをだ。
なんであきらめそうになっていたの?
ほんの少しバスケをするだけでヒザを故障してしまう。
調子良くなってきたと思ってトレーニングをすると、なかなか回復しない。
加齢のせいもあるんじゃろうな
あきらめかけていたんだけど、この本を読んであきらめきれなくなった。
バラクオバマ元大統領の自伝だ。
どんなことが書いてあったの?
バラクオバマは学生時代からバスケを愛し、若かった弁護士時代も、政治家になった30代もバスケを続けていたらしい。
ほぉ、そうなのか
イリノイ州の議員だったときも、国会議員になってからも、リフレッシュのためにバスケをしていたそうだ。
なんか意外だね…
さらに驚くべきことに、大統領になってからもバスケをしているのだ。
どれだけ多忙だったかは、奥さんのミシェルの自伝を読むと良くわかる。
オバマ大統領にとって、
- 穴蔵と呼ばれる密室に深夜籠もって考えを巡らせることと
- バスケで汗を流すこと
は、パフォーマンスを維持するために欠くことのできない習慣だったようだ。
しかも大統領になったのは47歳。
今の僕ぐらいの時だ。
それから55歳までの8年間を大統領として過ごしている。
しかもめちゃくちゃバスケがうまいのである。
「オバマ バスケ」で検索すると何かのイベントでシュートを打つシーンが出てくる。
ものすごい美しいフォームで放たれたボールはネットの吸い込まれるのでぜひ見て欲しい。
それほど激務の日々であっても動ける体を維持し続けたことに感動した。
50代になっても60代になってもしなやかに動ける人はたくさん存在する。
あきらめる必要はないように思えた。
そんな感じでもう一度気持ちよくバスケができる体を取り戻したいと思った僕は基礎トレーニングを開始した。
膝の痛みは「加齢とともに軟骨がすり減るからしょうがない」みたいな風潮がテレビCMのせいで常識化しているように思えるけど、調べてみると、
- 「筋力の低下」によってちょっとのことで怪我してしまう
- 「運動不足」のために筋肉が硬直した結果、動くと無理が生じて故障する
という仕組みになっているらしい。
おじさんが久しぶりに動くと、アキレス腱切ったり肉離れ起こしたりするのがいい例だね…
バスケットボールというスポーツは下半身に強烈な負荷がかかる。
走る・止まる・跳ぶ・着地する。
そういった動きを頻繁に繰り返すうえ、膝を曲げて腰を落とさなければまともなプレーはできないため、常に軽いスクワット状態となる。
(日本バスケットボール協会 japanbasketball.jp から引用)
たしかにこれは膝に負担がかかりそうじゃの
これらの動きに対応できる筋肉を育てるために何ができるか調べ、実践した。
その結果この2つの運動が非常に効果を発揮した。
- レッグエクステンション
- ランジ
レッグエクステンションはふつうジムとかでこういう器具がある。
(筋トレマシーンガイド d-wing.co.jpから引用)
でもこんな器具は自宅にないのでこれを使った。
ケトルベルというトレーニング器具で普通は手に持って使うんだけど、これを爪先にかける。
足にかけて50秒キープ。
これを1日2回やった。
ランジというのはこれ。
この姿勢を1分15秒キープ。1日1回。
バスケをやるなら2分から3分は維持しないといけないんだけど、2分はキツすぎた。
「とても続けられない」と思ったので「これなら続けられる」と思えた1分15秒で落ち着いた。
この二つのエクササイズを教えてくれたのはこの人のインスタグラムだ。
https://www.instagram.com/bobbywhyte
バスケのドリルを教えてくれるスキルコーチ。
スキルだけでなく、バスケでありがちな膝の故障の対応策も教えている。
今の時代、膝が痛くて困ったらまずはググると思う。
しかし「膝の痛み」でググったりすると逆に混乱する。
大量の情報が出てくるが、どれも僕には効果が出なかった。
ネットは人の悩み事を解決するヒントをくれる上でとても良いものだけど、金儲けの場ともなっているから欲しい情報に辿り着けない弊害があるように思う。
金になる方法はたくさん宣伝されるが、儲けにならない良い情報が埋もれがちじゃな
そんなわけで最近は少しずつ負荷を高めた練習もできるようになってきた。
ちょっと負荷をかけたら膝が抜けるように痛むこともなくなり、小学生リングでダンクもできるようになった。
できればもう一度大人用のリングに触ってみたい!
30年分の衰えを取り返す気なの!?
人は夢を見ている時が幸せなのじゃよ
来月で僕は49歳になり、来年には50歳になる。
20代後半に膝とアキレス腱を痛めてから、ずっとバスケによる故障を繰り返してきた。
再開しては故障。また再開しては故障。
再開するたびに肉体的な衰えを感じていた。
でもついにバスケで故障しづらい体づくりの方法は手に入れた気がする。
50代・60代になってもバスケをできる体を維持し、バラクオバマのような素敵な笑顔のおじさんになろうと思う。
The White House / Getty Images
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